「ボッチプレイヤーの冒険 〜最強みたいだけど、意味無いよなぁ〜」
第61話

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領主の館訪問編
<領主との接見 5>



 静まり返る室内。

 「ゴッズですか・・・」

 私たちが知る装備の階級とこの世界の装備の階級と言うものがかけ離れているというのはギャリソンたちの調査のおかげで知ってはいたんだけど、まさかこの程度の物がそんな呼ばれ方をしているなんて。忠告を聞いてデータークリスタルを組み込まなくて本当によかったわ。これがゴッズクラスだと言うのなら、もし組み込んでいたらきっとアーティファクトクラスと言う事になっていたと思う。それすなわち神が作りたもうた物と言う事で、自国の生産品であると紹介してしまっていた以上、当然のように神様騒動が再燃してただろうから。

 「はい。それにこの装備に使われている金属、もしやアダマンタイトではありませんか?」
 「え? ええ、そうですけど。アダマンタイトはこの国にもある金属ですよね?」

 リュハネンさんの問い掛けに私は自信を持って返した。
 これは間違いないはずよ。だってエルシモさんも冒険者の階級にアダマンタイトと言うものがあると言っていたからね。銅とか鉄とかの金属名が階級になっている以上、この世界にない架空の金属を最高位の名前にしているなんて事は無いと思う。それに認識用のプレートはその階級の物が使われているって話だし、存在しない幻の金属なんてことは無いはずだ。だから私たちの基準からするとかなり柔らかい金属だけど、この世界の冒険者の最高位に与えられる名前として付けられているくらいだから価値があるのだろうと選んだけど・・・。

 「存在します。確かに存在しますが、大変希少でそれに見合うだけの価値がある物のです。実際アダマンタイトだけで作られた防具など、この世の中に存在するのかどうかさえ解りません」
 「えっ!?」

 そんなに貴重な物なの? でも、冒険者は自分の階級のプレートをつけてるって・・・。

 「ぼっ冒険者の方たちは、このせか・・・国の冒険者たちは自分たちの階級の名と同じ金属製のプレートをつけていると聞きました。それならばアダマンタイトの方たちの数だけプレートがあるのでしょ? それなのにそんなに貴重だなんて」
 「アダマンタイトのプレートを預かり、それを紛失するなんて事になればその者はとんでもない金額の賠償を支払う事になるでしょう。薄いプレート一枚でさえ、この金属はそれ程の高値で取引されるのです」

 まじですか・・・。

 「いや、でもアダマンタイト級の冒険者たちならきっと!」
 「我が国のアダマンタイト級冒険者たちとは面識が無いのでどうか知りませんが、隣の王国でかなりの名声を持つアダマンタイト級冒険者チーム、蒼の薔薇のリーダーであるラキュースという方はミスリルとオリハルコンで作られた鎧をお使いだと言う話です。私の予想ですが、もしアダマンタイトのみを使って作られた装備が存在するとしたら、それはきっと遺跡などから発見された物でしょう」

 すみません、私の負けです。リュハネンさんの言葉に私は二の句もつけなかった。
 しかし失敗したなぁ。まさかアダマンタイトでさえそんなに貴重なのか。

 ・・・あれ? ちょっと待って。

 「もしかしてミスリルの防具くらいの防御力でも、この国では強固な鎧なのでしょうか?」
 「当然です。ミスリルもかなり高価な金属ですし、上位の冒険者でも手に入れることを目標にし、下位の冒険者にいたっては手に入れる事は一生適わないであろう程度には貴重で強固な鎧です」

 うわぁ、もしかして私、盛大にやっちゃってた? エルシモさんたちが着てる作業服でさえ、それくらいの防御力あるよ。あの人、元金の冒険者だという話だし、当然気付いてるよね? それなら教えてくれればいいのに。

 「この武器と防具ですが・・・流通させない方がよさそうですね」
 「その方が賢明かと存じます」

 ああ、どうしよう。これを商売の目玉にしようと考えていたのに。それほど貴重でもない金属でも稼げるからと考えていたけど、それでさえこれなんだから武器防具を売ると言う考え自体軌道修正すべきね。

 「あっすみませんが、この装備の事ですけど」
 「はい、解っております。この部屋の外にこの話を洩らす事はありませんのでご安心を」

 ほっ。
 リュハネンさんの言葉に一息を付く。うん、とりあえずこれで一安心かな。この人は口外しないと口に出した以上、きちんと秘密は守ってくれると思う。仮にも貴族付きの筆頭騎士を任されている程の人だからね。

 「しかし流石はアルフィン様ですなぁ。これ程の物をご用意されるとは」

 金属の希少性にはあまり詳しくないのか、そんな私たちの会話に今まで入れなかったカロッサさんが、話が一段落着いたのを見計らって会話に参加してきた。いや、詳しくないと言うより話の邪魔をしないようにしてくれていたと言ったところかな?

 「いえ、無知な所を晒してしまい、お恥ずかしい限りです」
 「いえいえ、アルフィン様はきっと基準から違うのでしょう。私どもからは想像できない程の財力を御持ちのようですから、どちらかと言うとこの程度で大騒ぎをしてしまう私たちの方が恥ずかしい限りですよ」

 ん? 価値の基準が違うってどういう事だろう? それにそんなに財力があるところを見せた事があったっけ? 

 「ああ確かにそうです。流石は子爵、私ではそこに気付けませんでした。アルフィン姫様、この国でご商売をなされるのでしたらこの国の価値基準の御話を一度御説明しなければいけませんね」
 「価値基準ですか」

 確かにアダマンタイトの篭手のように装備や金属に関してはちょっとやってしまった感があるけど、他の美術品とかに関してはここに出してもそれほど大きく驚かれた印象はなかったし、その他の価値基準についても、これまでボウドアの村とかでもそれほどおかしな事はやっていない気がするんだけどなぁ。

 「ボウドアの村の浴場等の施設もそうですが・・・アルフィン姫様、前にエントの村を訪れた時に情報料として小さな宝石を村長に御渡しになられませんでしたか?」
 「あっ、そう言えばそんな事がありました。なるほど、確かにあれは少々行き過ぎてしまいましたね」

 そうそう、高々お金のレートとか近くの地理程度の報酬に、この国の交金貨500枚程の価値のある宝石を渡したんだっけ。

 「はい、流石にあれは少々常識外でした。流石に周辺の情報の報酬で金貨5000枚ほどの価値のあるルビーを御渡しになるなんて」
 「へっ?」

 ごっ5000枚!? 500枚じゃないの? いや、500枚でも非常識だけど、一桁違ったらとんでもない話になるじゃない。と言うか、確か金貨って1枚10万円くらいの価値だったはずだからあの小さな宝石で5億円もするの!?

 「こっこの国ではそんなに高値で取引されているのですか?」
 「はい。もしかしてアルフィン姫様の国ではそうではないのですか?」

 リュハネンさんが不思議そうな顔でこちらを見つめてくる。

 いけない! もしかするとかなり不味い事を口走ったかもしれない。
 すでに常識が無い事は知られているけど、これは本当に不味い奴よね。あまりの衝撃に慌ててギャリソンの方に向き直る。すると流石のギャリソンもこの事実には驚いて顔が少し引きつっていたようだけど、私の顔色を見てすかさずフォローを入れてくれた。

 「アルフィン様、我が国でもルビーはその程度の価格で取引されているはずでございます。しかしそれを御伝えせず、主に恥をかかせてしまったのは我ら従者の失態。まことに申し訳ありませんでした」

 そう言うとギャリソンは一度背筋を伸ばし、その後深く頭を下げた。

 「そっそうなの。そんなに高価な物だったのね。あの時持っていた宝石の中では比較的小さな物だったから渡してしまったのだけど・・・。確認もせずに渡してしまった私も悪かったわ。ギャリソン、許して頂戴ね」
 「アルフィン様、勿体無い御言葉でございます」

 私の言葉にギャリソンは微笑み、今度は45度ほど頭を下げた。この私たちのやり取りを見てカロッサさんたちも得心がいったようで、

 「なるほど、アルフィン姫様はご存じなかったのですか」
 「それならば納得もできると言う物です。しかし、小さいから御渡しになられたとは。いやはや、やはりアルフィン様の財力は計り知れませんなぁ」

 なんて言いながら笑い合っている。ふぅよかった。何とかごまかせたみたいね。
 ちょっとしたピンチではあったけど、でも過ぎ去ってしまえばこの話は逆にチャンスになりそうだ。

 「でもそうですか、宝石は私たちの国とこの国と同じくらいの価値で取引されていると言う事ですね。それならばそれを基準にしてこの国の物品の価値基準を学び、流通させて最初の基盤を作るのがよさそうですね」

 宝石は魔法の触媒にもなるし、装備や装飾品、マジックアイテムの素材になるから、宝物庫の中にはまさに売る程あるのよね。それが私たちの基準より高く売れると言うのならそれは願っても無い話だ。城に帰ったら早速相場を調べさせて、交金貨を得る為の材料にするとしよう。

 「はいアルフィン姫様。宝石や美術品の数々は国によってそれほど価値が変わる物ではありません。ですからあなた様の御立場を隠す為の商人と言う隠れ蓑の主力商品にされるのが宜しいかと存じます」
 「ごめん、ちょっといいかな?」

 こうして商売を営む貴族と言う設定が固まりそうだった所に、今まで私の隣で黙って話を聞いていたシャイナが割り込んできた。

 「はいシャイナ様。今までのアルフィン姫様との会話の中で、何か気になる事でもございましたでしょうか?」
 「ああうん、ちょっと待ってね。ねえアルフィン、これ」

 そう言うとシャイナは自分の胸元を指差した。
 ん? シャイナの胸元には何も無いけど? 私がそう思って不思議そうな顔をすると、

 「私じゃなくてアルフィンのよ」

 そう言ってもう一度胸元を指差す。
 なるほど、私の胸元か。そう理解して視線を下げるとそこにはペンダントがゆれていた。金の鎖にプラチナの土台を使って3つの小さなダイヤがあしらわれているペンダントトップの付いたシンプルなデザインのペンダントだけど、これがどうかしたのかしら?

 「ねぇアルフィン、そのペンダントをリュハネンさんに鑑定させてしまっても構わないかな?」
 「えっ? 別にいいけど・・・」

 これって本当にたいした物ではないわよ。デザイン的に気に入っているから着けているだけでたいしたマジックアイテムでも無いし。
 シャイナの意図が解らず、少し首をかしげながらだけどとりあえずペンダントを外し、

 「どうぞ」
 「お預かりします」

 リュハネンさんに渡す。それを恭しく受け取ったリュハネンさんは早速鑑定魔法を発動してこのネックレスを調べ始めた。

 「毒と麻痺、後は精神支配の抵抗が大きく上がる物ですか。各耐性が上がる魔力がそれぞれのダイヤに籠められていて、特に毒に関しては金の鎖とダイヤの二つに魔力を込める事によって完全に防げるようになっているのですね」

 先程の篭手の時とは違い、それほど大げさには驚かずに彼は鑑定結果を口にしている。まぁ、すでにあれを見た後だったからどれほどの物が出てきても驚かないと言う構えが出来ていたからなんだろうね。それにこのペンダントは本当にそれほどたいした物ではないと言うのもその理由なのだろう。

 マジックアイテムと言う物は素材の価値と使用量、そして製作者の特殊技術の高さによって内包する事が出来るデーター量が決まるのよね。このペンダントの場合はリュハネンさんが指摘した通り、中程度の耐性のデータクリスタルの力をそれぞれのダイヤに籠めて、それをプラチナの土台に乗せてペンダントトップにした物をこれまた毒の耐性のデータクリスタルの力が籠められた金の鎖とあわせる事によって3つの耐性が付くアイテムになっているの。

 因みにリュハネンさんは毒に関しては完全に防げるような事を言っていたけどこれはちょっと違っていて、正確には6位階相当の魔法やアイテム、モンスターの毒までは完全に防ぐ効果があると言うのが正解ね。この程度の素材では上位の毒まで防ぐほどの大きなデータを入れることは事は不可能だから。

 装備として考えた場合30レベルくらいならかなり装備する価値があるけど、50レベルを超えたらもっと上位の物に変えないと意味を成さないって程度の物なのよね。だから今日ここにこれを着けて来たのは耐性をあげるためじゃなく、ただ単にデザイン重視で選んだだけなんだけど。

 シャイナはなぜこんな物を鑑定させようと言い出したんだろう?

 「これは凄く強力なマジックアイテムですね。これほどの効果をこのようなペンダント一つに内包させるとは。流石アルフィン姫様が御付けになられているものです」
 「アンドレアスよ、それほどの物なのか?」
 「はい。皇帝エル=ニクス陛下が御付けに成られている、あのペンダントよりも強力な魔力を内包していると思われます」
 「なんと!」

 そんな事を考えていたら、カロッサさんたちがまたも大げさに驚きだした。
 う〜ん、もしかしてこの人たち、私を持ち上げようとしてわざと大げさに言ってるんじゃないのかしら? このように私が二人の態度に少々不信感を持ちだした所で、シャイナから驚きの言葉が告げられる事になる。

 「それはそうでしょう。我が国の秘宝の一つなのですから」

 っ!?
 何を言い出すのよシャイナ。この程度の物が秘宝な訳が無いじゃない! と、つい声に出しそうになった所でトンっと軽く肩の後ろの辺りを突かれた。それはいつの間にか後ろに立っていたギャリソンの手によって行われた物で、多分今は黙って聞いていて下さいという合図なのだろう。そこで私は居住まいを正し、シャイナの言葉の続きを待つ事にした。

 「秘宝ですか?」
 「はい。我が国でも3つもの耐性を付加するアクセサリーはそれほど多くはありません。そしてこれはその中でも特に強力なアイテムなのです」

 そんなシャイナの言葉にさも在らんと頷くカロッサさんたち。

 「誤解の無いように予めお伝えしますが、これはあなた方を信用していない為につけている訳ではありません。アルフィンは私たちの国の支配者であると同時に最高の癒し手でもあります。その彼女がもし毒や麻痺、精神支配に犯された場合私たちはかなり不利な状況に陥ってしまいます。逆にアルフィンさえ無事ならばどんな攻撃を受けたとしても私たちの安全は保たれます。ですから外出時はこのペンダントか、それに準じた効果を持つ複数のアクセサリーを身に付ける様にしてもらっているのです」
 「解ります。我が国の皇帝も、どのような効果がある物かまでは立場上御話できませんが、常に強力なマジックアイテムを身につけておいでですから」

 リュハネンさんの言葉に満足そうに頷き、シャイナは話を続けた。

 「話がそれてしまったので元に戻しますが、このペンダントを鑑定してもらったのには理由があります。それはこの国にもこのような魔力を内包したアクセサリーが存在するのかどうか知りたかったからです。まぁ、これに関しては先程の返答でもう御聞きしましたけどね」

 そう言うとシャイナは笑顔をリュハネンさんに向ける。その笑顔に怯んだような態度を見せているのは彼女に見惚れてしまったからか、それとも自国の秘密をつい口走ってしまったからか。まぁ、その両方なんだろうね。

 「話を本題に戻します。先程も申しましたがこのペンダントは我が国の秘宝です。しかし複数のアクセサリーを併用すれば同程度の効果を得られるともお話しました。私が言いたかったのはむしろこちらの方です。我が国には一つの耐性や力、魔力を上げるアクセサリーを作る技術があります。もしそれに順ずる物がこの国にも存在するのならば、これも商品の一つになるのではないかと考えてその力を見てもらったんですよ」

 ああなるほど。確かに宝石や美術品を売るのもいいだろうけど、私たちはマーチャントギルドなのよね。どうせなら魔力の篭った物を作り出して売りたいもの。それにただの宝石を売るより魔力を籠められたアクセサリーに加工して売った方が外貨を稼ぐにはいいと思う。そして何より、素材だけを売っていたのではうちでやる事も無く遊んでいる職人たちの仕事を作る事は出来ないのだから、簡単なアクセサリーや弱い武器や防具であったとしても作って売るべきだろう。

 「なるほど、確かにそのような商品をお作りになられる事ができるのであれば、目玉商品になりますね。特に強力な物ならばきっとこの国の商人たちも仕入れたがる事でしょう」
 「あまり強力すぎる物はダメでしょうけどね」

 つい我慢できずに横から口を挟んでしまった。

 「そこはちゃんとリサーチすれば大丈夫じゃない? ギャリソン、できるよね?」
 「お任せください」

 シャイナの言葉に力強く答え、頭を下げるギャリソン。彼がそう言うのなら間違いないだろう。こうして私たちイングウェンザーがこのバハルス帝国で売る商品ラインナップが決まったのだった。


ここだけのおまけ



 マスター、城で仕事が無くて困ってる職人たちの事忘れてるみたいね。

 シャイナはアルフィンとリュハネンの会話から、このままでは装備ではなく宝石や美術品を商売の品としてそろえようと言う流れになっている今の会話を聞きながら危惧していた。

 そもそも商人と言う立場は名前だけでいいのに、それ本当にやるのはイングウェンザー城で働きたいのに働けない子達の仕事を作ってあげる為なのに。

 プレイヤーキャラとは言え半分はNPCであるシャイナとしては、マスターの為に働く為に作られた存在である城の職人たちがどれだけ今の状態を憂いているかよく解る。それはマスターにとってそれが一番であると考えられ、話し合いで決まった事とは言え、本来自らの体をマスターに使っていただく為に生み出されたのに、ずっとアルフィンの体を使用して使ってもらえない。今のこの状況がシャイナにとっては辛いと感じられる事がたまにあるからだ。

 自分はまだいい。体こそ使ってはもらえないが、マスターに役目を貰い、実際にマスターの役に立てているのだから。でも彼らはその役に立つ事さえ出来ていないのだ。

 ここは私が何とかするべきよね。

 「ごめん、ちょっといいかな?」

 もしかするとこれは浅はかな考えで、マスターの邪魔をする事になってしまうかもしれない。でも最終的にはうまく行くはずだ。だって、マスターは気が付いてくれさえすれば私たちを一番に考えてくれる人だから。

 自分の主を信じ、シャイナはリュハネンに向き合うのだった。


あとがきのような、言い訳のようなもの



 色々ありましたが更新再開です。色々あきらめて心も落ち着いたので、これで当分の間は大丈夫だと思います。これからは今までどおり週1更新に戻りますので、これからもよろしく御願いします。

 さて、かなり前に後書きに書いたものがやっと出て来ました。D&Dでは小さなルビーがなんと5000GPもするんですよね。因みにこれはダイヤモンドと同等で、これがダイヤなら一つでレイズ・デッドの触媒になります。流石にこれをD&Dのルールで見たときは笑いましたよ。アルフィン、僻地の村に5億円寄付しちゃったよってw バブル期に行われたふるさと創生資金より凄い話です。あっちは1億円ですから。

 まぁ、色々やっちゃってるので、これもその一つでしかないと言えばそうなんですけどね。

 次にペンダント型の耐性装備ですが、このような作り方が出来るネットゲームを私は知りません。でもユグドラシルの場合はギルド武器を製作する手順の中に複数のアイテムを追加して強化していくような書き方がされているのでできる物として考え、このような設定にしました。因みにDQ10では最大3種類つける事が出来ますが、その場合は100パーセント耐性はつけられません。こんな装備があったら本当に最高クラスの値段で取引されるでしょうね。

 最後に来週なのですが、なんと今週に続きまたも土日出張になりそうです。まぁ、途中に祭日があるので何とかなるとは思いますが、もし書きあがらなかった場合は月曜日更新になってしまいます。その時はご容赦ください。


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